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熱中症予防②: 水分補給だけでは不十分!!!

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自力で何が出来るのか?

体温は個人差がありますが頭部・胸部・腹部などの体の中心は約37℃です。体の体温が高くなると体の表面や手足の表面の血管を拡張させ熱を分散しようとします。また表面に分散された血液は汗腺を活動させて汗をかくようになっています。その後、皮膚に押し出された汗は、水が気化するときに熱が奪われることにより体温を下げます。もちろん汗をかくための水分が体内に十分確保出来ていなければ、皮膚に近い血管が拡張しづらく、たくさんの汗をかくことは出来ません。水分の補給も発汗の大切な一つの要素です。水分不足を知るには下図WUTシステムをご利用下さい。

皮膚がうまく機能していない?!

しかしながら、汗腺などの汗をかく機能は一年中一定ではありません。乾燥しているところや、寒いところでは発汗を抑え体温を維持しようとします。しばらくの間稼働を抑えていた汗腺は、働きが弱めたり、数を減少させたりするので、大量の汗をかくための十分な準備が出来ていません。発汗は、基本的には脳の視床下部によってコントロールされています。発汗や表皮の温度を感じとることにより視床下部にインプットしフードバックされますが、季節の移り変わりの時期には、皮膚の要求される機能が変化するため、これらのフィードバックがうまく働かない可能性があります。気温や湿度が上昇する頃に徐々に汗をかくよう体を慣らしていく事も、水分補給と同様に重要です。

発汗力のトレーニングを!

体温は1日中一定ではなく概日リズムというものがあり、体温は1日の中でも変動しています。早朝(約5時ころ)が一番低く、朝食を食べると上昇していき夕方には最高値となります。暑さで体調を崩しやすいかたは、早朝の日光浴やウォーキング、ジョギングなどをして表皮の毛細血管や汗腺を刺激し、発汗力をトレーニングして下さい。もちろん、汗をかいた量以上の水分補給も忘れずに!


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