最大心拍数は男女計算違うべき!!

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安全に運動を行うために、運動強度を知る目安として考えだされたのが最大心拍数です。最大心拍数を求める為に、1970年代から40年以上も使われてきた公式が下記になります。フィットネスジムにあるカーディオマシーン(トレッドミルやエアロバイク)のみならず、心拍数を計測する医療機器なども、この公式を元に作られて来ました。

最大心拍数=220-年齢

この公式は単純なので世界中で幅広く使われています。しかし、年を取る事によりだいぶ心拍数が少なくなるので、高齢の方はあまり適していません。私自身、現場で困ることもしばしばありました。また、同じ年齢の男女は同じ最大心拍数を持つことも、以前から疑問を感じていました。

3月末に、ワシントンD.C.で行われたアメリカ循環器科学会の定例会は新しい公式が発表されました。

最大心拍数:
・女性(40-89歳)= 200 -(年齢の67%)
・男性      = 216 -(年齢の93%)

※女性の40才以下はリサーチ不足の為、まだ当てはめられない。 

この公式では89歳までの高齢の方にも十分対応出来るのが大きな特徴です。


では、20際、50歳、80歳の男女の最大心拍数はどれ程違ったものになるのでしょう。現行の公式では男女とも20歳では200拍/毎分、50歳では170拍/毎分。公式の対象外となりますが、80歳では140拍/毎分でした。
  • 20歳女性 200 – 13.4 = 186.6 (拍/毎分)
  • 20歳男性 216 – 18.6 = 197.4 (拍/毎分)

  • 50歳女性 200 – 33.5 = 166.5 (拍/毎分)
  • 50歳男性 216 – 46.5 = 169.5 (拍/毎分

  • 80歳女性 200 – 53.6 = 146.4 (拍/毎分
  • 80歳男性 216 – 74.4 = 141.6 (拍/毎分

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