腰痛改善アップデート

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長期的に見て腰痛改善、再発予防になるのは…

3万人を超えるかなり大規模な腰痛改善、予防に関するデータです。ここから読み取れることは…

1.腰痛予防には運動と教育の両方が必要。
2.運動だけでもある程度の腰痛改善、予防の効果はあるが、長期的にみて(1年以上経って)効果が持続するか不確定。
3.教育や知識のみ、また、腰痛ベルト、インソール、椅子などオーダーメイド器具だけでの腰痛予防効果はあまり望めない。

    人類から腰痛根絶という日が来るかも知れませんね?このデータから言えることは患者さん自身が正しい知識を持ち、エクササイズを実践して行かなければならないと言うことです。医療機関などでの治療は時間的な制限から短期的な改善を目指すものが多いので、長期的に改善を目指すプログラムも必要だと思います。体や腰に関する教育を体育の時間など学校教育で出来ればよいのになと思います。

    梨状筋と骨盤コントロール?

    お尻の深層部に梨状筋と言う筋肉がありますが、この筋肉の大きさが腰痛と密接な関係があることを示す研究です。

    腰痛持ちのサッカー選手に、週に2回 30分のバランストレーニングを7-8週間行わせたところ、この梨状筋の断面面積が大きくなり腰痛改善に効果効果的だったという話です。また梨状筋の断面面積の小さな選手ほど腰痛に苦しい傾向が高いようです。

    腰痛改善予防のために筋力アップというアプローチは、重い負荷をかけて腹筋やお尻の筋肉を鍛えるなど、どうしても部分的にものになりがちです。どんな種類のトレーニングを行ったかは調べることが出来ませんでしたが、バランストレーニングによって、これほど梨状筋などの股関節深層部の筋肉アップ、骨盤のダイナミクスを変化させることが出来るのは面白いと思いました。苦しいトレーニングやリハビリだけでなく、遊びながら体を変化させていくことが出来ると再認識しました。

    参考; Anatomy-Physiotherapy.com “Prevention of Low Back Pain”
    参考; Anatomy-Physiotherapy.com “Piriformis muscle and lumbopelvic Injuries

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